Monthly Archives:2005年09月
2005年09月30日
ELIICA 2ndプロトタイプ クレー

ELIICAプロジェクトがこの先どうなっていくか、もう始まっています。
国内某所で行われている、ELIICA 2nd ProtoTypeのエクステリアデザインの原型、クレーモデルの調整現場です。
粘土の塊を削りかたち造ります。
同時に風洞試験装置にて空気抵抗を極限まで抑え、デザインと空力性能との両立を図ります。
写真のモデルを削っているのは、デザイナーの江本さんです。
右の写真は風洞試験装置を上から見たところですが、青いところが床面です。
この床は「ムービングベルト」といって、車が高速で移動しているときの風の動きを忠実に再現するためのもので、高速で回転します。
画像にはモザイクをかけていますが、東京モーターショー2005の会場では何らかの形で皆様に披露できると思うので楽しみにしておいてください!
2005年09月23日
2005年09月20日
こちら葛飾区亀有公園前 派出所

週間少年ジャンプの2005年42号に、なんとELIICAが登場していました。
しかも、長寿連載漫画の”こち亀”です。
”こち亀”は世代を超えて人気のある漫画で、研究スタッフもほとんどの人が知っています。
”こち亀”で初めて電気自動車のイメージを得た子供たちは、現実に存在するELIICAは憧れのクルマになるのではないでしょうか。
誌面には、「実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません」とありますが、ELIICAのイタリアで記録した最高速度370km/h、160km/hまでの加速でポルシェ911ターボより速いというのは事実です。
主人公の両さんも涙を流してELIICA開発を喜んでいただいて、光栄です。
2005年09月17日
2005年09月16日
世界の二酸化炭素排出量と温暖化

このグラフは、1970年から2000年までのデータをグラフにしたものです。
地球温暖化は進行しています。
赤いラインが1961年~1990年の平均温度からの偏差です。
年々、地球の温度は上昇し続けています。
世界の二酸化炭素排出量も増加、自動車の世界保有台数も増加しています。
先進国では、車の保有台数は徐々に飽和状態になっていく傾向にありますが、まだ車が普及していない発展途上国などでは、急激に車が増えています。
実際に、世界の車の保有台数は1985年から15年で1.5倍になっています。
例えば、車の燃費が1割改善されても、普及台数が二倍になったらCO2は、、、温暖化は、、、
これから、中国やインドで大変なことになるような気がします。
2005年09月14日
リチウムイオン電池は究極の電池?

これはELIICAに搭載されいているリチウムイオン電池です。
”電池は使い切らないと長持ちしない”
”重いだけであまり電気が貯められない”
など、「電池」というものにあまり良いイメージを持っていない方もいるでしょうが、リチウムイオン電池はかなり究極の電池です。
専門的に言うと、1セルあたりの電圧が高くて・・・エネルギー密度が○○○Wh/kgで・・・などと色々良い特性があるのですが、上で触れたイメージに関しては既に払拭されています。
まず、リチウムイオン電池には、「メモリー効果」がありません。
充電して、途中まで使って充電してという場合や、フル充電になってないのに再び使って、、、ということをしても、電池本来の性能を維持する といったものです。
次に、リチウムイオン電池は軽くたくさん電気が貯められます。
携帯電話は昔、大きく重かった時代がありました。それが、いまや全てリチウムイオン電池になり軽く、小さくなりました。キャパシタと比べても同じ重量で蓄えられるエネルギーは圧倒的にリチウムイオン電池が勝っています。
ELIICAには約50kWhの電力が蓄電できます。
これは、一般家庭で4日分の電力消費量と同じです。
2005年09月09日
4WS

「4WS」 Four-wheel-steering。
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、ELIICAには4WSの機構が搭載されています。
もともと車は前輪だけが操舵するものというイメージだと思いますが、この「4WS」は後輪も操舵するという機構です。
ELIICAは前の2軸(4輪)と一番後ろの軸(2輪)の計6輪が曲がるときに操舵します。
写真はハンドルを左に切っている時のものです。
一番後ろの軸のタイヤをアップにした写真を見てください。
右に操舵しているのが分かるでしょうか。
前の4輪とは逆位相で操舵しています。
ELIICAは全長5,100mmとMercedes-BenzのSクラスとほぼ同じながら、非常に小回りのきく電気自動車です。
2005年09月05日
CleanVehicle JAPANESE - FRENCH Seminar

フランス経済財政産業省・ジェトロ主催のクリーンカーセミナーに参加しました。
副長官のLuc ROUSSEAU氏の話の中に興味深い話題が沢山ありました。
フランスでは、A.I.I.(Agency for Industrial Innovation)という、予算20億ユーロ(約270億円)で重点分野をサポートするプログラムが2005年~2007年に実施されるのですが、その項目が4つあります。
・クリーンカー
・汚染物質(CO2等)を排出しない工場
・セキュアなブロードバンドインフラ
・中枢神経系疾患等の治療薬
クリーンカーの開発と普及が優先順位の一番高い対象になっています。
フランス国内の運輸部門の二酸化炭素排出量は、1990年→2003年で、
・飛行機 +13%
・自動車 +20%
・鉄道 -36%
・船舶 +37%
となって、鉄道以外は増えています。
運輸部門全体の二酸化炭素排出量の9割は自動車からで、これは日本と同じ状況です。
フランスでのクリーンカーの定義の説明もありました。
ここで面白かったのは、リストでまとめられたクリーンカーの定義の順です。
-Electric cars
-Cars powered by natural gas for vehicles
-Cars powered by liquid petroleum gas
-Hybrid vehicles
-Fuel cells vehicles
-Cars powered by alternative fuels (bioethanol, biodiesel)
一番地球に優しい自動車はまさしく電気自動車!ということをリストに反映しているのではないでしょうか。そして、それはLCA(ライフサイクルアセスメント)でも実証されています。
日本では、燃料電池車が未来のたったひとつの次世代カーの本命のように今まで扱われていましたが、フランスではこのポジションです。未来のどの地点を見るかによって変わってきますが、この視点には同感するところがあります。
今回のセミナーの話題は、EVとはちょっと違うDME車が大部分を占めていましたが、自動車から変えていかなければいけないという課題は世界共通だと思います。
今月の1日にフランスのドビルパン首相が低燃費車開発支援策や原油高騰で影響を受ける低所得層への給付の考えを表明していますが、環境負荷・ユーザーのランニングコストのイノベーションが起こせる電気自動車をいち早く投入することが、今の地球環境には必要だと感じました。
そのためには、電気自動車のイニシャルコストを下げねば・・・
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