2005年10月11日
F1とELIICA -370km/hの世界とは-

ELIICAはイタリア・ナルドのテストコースで370km/hを達成しましたが、370km/hという速度はどれくらい速いのか。
目の前で300km/hオーバーで通り過ぎるELIICAは目で見ていたり走行データとしてグラフで見ても、「ものすごく速い」などとしか表現できません。
先日(2005年10月10日)開催された、F1日本グランプリ。
ホームストレートを猛スピードで駆け抜けるF1マシンですが、「SPEED TRAP」(通常コース上で最も速度が出やすい場所に設置される速度計測地点)の最高速記録は、フェルナンド・アロンソの323.0km/hでした。
ELIICAの方が約50km/h速いんです。
他に身近な移動体と比べてみます。
新幹線の営業最高速度=300km/h。
ジャンボジェット機の離陸速度=約300km/h。
F1はただ直線が速ければいいというものではないので、ELIICAの能力自体がF1マシンを上まわるというわけではありませんが、凄まじいエンジン音とともにホームストレートを駆け抜ける速度より速いというのは事実です。


インディカーでは確か、ELIICAと同じ370キロぐらい出すことができたんではないでしょうか? もともとインディカーはぐねぐねしたサーキットを走るF1とは違って、ELIICA-1と同じストレートの速さを重視した自動車です。ですから性能を比べるのなら、インディカーのほうが適しているのではないでしょうか?
”インディカー”と言っても皆さんピンと来ないと思います。
よって今回はF1、しかも鈴鹿グランプリのストレートの速さや身近に体験したことがあるものと比較をしています。
F1やインディカーはレースをする目的で作られているものなので性能自体を単純にELIICAと比較することは出来ません。
そうですね。僕もそう思います。ただ今回は、F1と性能を比べられていたのでインディカーのほうがいいんじゃないかな?と思っただけなんで、あまり気にしないでください。
ところで少し聞きたいことがあるんですが、現在清水研究室では2008年の市販車販売をどんなタイプの車で投入する予定なのでしょうか?
F1に限らず、スポーツ走行をするとブレーキがものすごく熱をもってしまうそうですね。
そこで疑問なんですが、インホイールモーターの構造って、ブレーキの性能に影響しないのでしょうか?
ただでさえ熱くなりがちなブレーキにモーターの熱が入り込んでしまうの厄介でしょう?
そこらへんどうしてるんでしょうか。
実際ELIICAで走行実験をすると、ブレーキ性能に影響のあるほどモーターが熱くなるといったことはありませんでした。
ブレーキの耐熱は数百度ですので、影響はほぼないと言っていいと思います。