Monthly Archives:2005年10月
2005年10月28日
L2プロジェクト

L2(エルスクエア)プロジェクト。
産官学共同で推進しているプロジェクトです。
電力貯蔵用リチウムイオン電池を大量に使う異なる分野の企業や機関と、これを作る企業の10社及び機関が集まって、大量利用とそのための大量生産を行うためのプロジェクトです。
さらに、リチウムイオン電池セルの標準化を策定していく部分の研究については、文部科学省科学技術振興調整費の研究予算の下で行っています。
ELIICAに使われているような大型(大形)リチウムイオン電池セルは、クルマだけでなく様々な分野に応用可能です。
従来の鉛電池に比べて1/3の重量で同じだけの電力が貯められます。
なぜそんなにいい電池が普及してこないのかというと、問題は”価格”にあります。
-大量生産されないから価格が高い-
-価格が高いから需要がなかなか生まれない-
にわとりとたまごの世界です。
これを解決するためのプロジェクトがL2プロジェクトで、需要を作り出そうとしています。
携帯電話に使われているリチウムイオン電池は小形リチウムイオン電池で、携帯電話というキラーアプリケーションが出てきたことで価格が安くなったという経緯もあります。
ELIICAの実用化のためにも、電気自動車社会のためにも、L2プロジェクトは重要な役割を担っています。
2005年10月24日
小池百合子 環境大臣@代官山

代官山で、エコモーションシンポジウムがありました。
エコアイデアコンテストの審査員を務めさせてもらうなど、エコ繋がりということでお世話になっております。
今回は、小池環境大臣にもお話を聞かせていただきました。
日中韓環境大臣会合終了後でも、超多忙なスケジュールをこなしていると感じれないような、アグレッシブ&フランクな大臣ですごく親しみやすく、お話も楽しかったです。
これからの環境問題解決のためには、大臣は「大義・共感」と仰っていました。
「エゴ・エコ」に似てますね。
ELIICAは最高の動力性能「エゴ」と最高の環境性能「エコ」を目指しています。
2005年10月23日
クリーンカー試乗会

東京モーターショーはショーだけではなく、体験試乗も出来るコーナーがあります。
メインの会場から離れたところで、各社の電気自動車や水素燃料電池車に乗れます。
今日はDaimlerChryslerの燃料電池車”F-Cell”に乗りました。
実はF-Cellに乗るのは二回目で、今年の春に参加した国際電気自動車学会@モナコの会場で自由に乗ることが出来ました。
今回は後部座席に乗りましたが、率直な感想は床が高いなぁ・・・といったことです。
しかし、加速は普通の車と変わりありません。
電気自動車のイメージは、「加速がよくない」「スピードが出ない」というのがまだ一般的だと思いますが、試乗コーナーでのクルマたちは、全くその問題はないように感じました。
ただ、”同程度”ではイメージは変わらないと思います。
ELIICAは、”圧倒的に上まわる性能”で勝負です!
2005年10月22日
2005年10月20日
プレスブリーフィング

プレスデー2日目。
慶應義塾大学ブースのプレスブリーフィングがありました。
今日のブリーフィングは、モーターショーブースを企画・運営している学部生に加えて、教授陣・研究開発スタッフ総動員です。今後のELIICAプロジェクトの方針や、L2(エルスクエア)プロジェクトの概要など、細かく実務担当者が対応させていただきました。
プレスデーの期間中は自動車メーカーも実際の開発担当者の方々がブースにいるので、詳しいことを聞いてみたり、顔なじみな方々にご挨拶にまわったりしました。
明日は特別招待日、明後日から一般公開が始まりますが、慶應ブースに立っている学生は実際にEliicaの運転をするなどして加速感などを体験しています。
そして、知識も共有されています。
モーターショー企画・運営は全て学生の手によるものなので、そのパワーを感じてみて下さい。
2005年10月19日
開幕!

東京モーターショー2005 が開幕しました。
19日・20日はプレスデーなので、プレス向けの発表イベント”プレスブリーフィング”があります。
今日は、大手自動車メーカーのブリーフィングをいくつか見て回りました。
開幕イベントなのでどのメーカーもかなり力が入っています。
レクサスやNISSANのサプライズカーの発表の戦略などいろいろと勉強になるところもあります。
その中でも、個人的に一番かっこいいなと思ったのが、Mercedes-Benzのブリーフィング。
DaimlerchryslerのDr. Dieter Zetscheがオーケストラの一員となり演奏後にスピーチ。
英語でのスピーチでしたが、車というモノ作りと、オーケストラの演奏は同じようなチームワークやパッションから生まれると例えるなどして、会場を魅了していました。
明日は、ELIICAブースのプレスブリーフィングがあります。
2005年10月15日
2005年10月11日
F1とELIICA -370km/hの世界とは-

ELIICAはイタリア・ナルドのテストコースで370km/hを達成しましたが、370km/hという速度はどれくらい速いのか。
目の前で300km/hオーバーで通り過ぎるELIICAは目で見ていたり走行データとしてグラフで見ても、「ものすごく速い」などとしか表現できません。
先日(2005年10月10日)開催された、F1日本グランプリ。
ホームストレートを猛スピードで駆け抜けるF1マシンですが、「SPEED TRAP」(通常コース上で最も速度が出やすい場所に設置される速度計測地点)の最高速記録は、フェルナンド・アロンソの323.0km/hでした。
ELIICAの方が約50km/h速いんです。
他に身近な移動体と比べてみます。
新幹線の営業最高速度=300km/h。
ジャンボジェット機の離陸速度=約300km/h。
F1はただ直線が速ければいいというものではないので、ELIICAの能力自体がF1マシンを上まわるというわけではありませんが、凄まじいエンジン音とともにホームストレートを駆け抜ける速度より速いというのは事実です。
2005年10月08日
中国の電気自動車

これは中国の電気自動車で、タクシー仕様です。
右は床下の写真です。
2004年の北京モーターショーの時に撮った写真ですが、中国での電気自動車の主流はコンバートEVのようです。コンバートEVは、既存のガソリンエンジン車のフレームのままでエンジンを載せず、モーターで駆動する電気自動車です。
ELIICAはオリジナルのフレームで、各コンポーネントを適正配置・デザインの自由度・室内空間の有効利用などを高めています。
この会社の電気自動車はインホイールモーターの計画もあるようですが、現段階ではモックアップの状態でした。
駆動系の伝達ロスがなくなるので、インホイールモーターが理想で環境に優しいということは明らかなことで、日本の大手の自動車メーカーも、今後出してくるのではないでしょうか。
電気自動車の行く先は必ずインホイールモーターになるはずです。
水素燃料電池車でも同じことが言えると思います。
中国ですが、国家863計画という国家戦略によって、電気自動車の普及戦略が国家によって推奨されています。日本政府が水素社会を提唱する中で、中国は本気で電気自動車の先陣をきろうとしています。
既に、電気バスの基地も完成して実証実験も行われています。
私たちが今やるべきことは、信頼性・安全性を高めた日本の技術でELIICAを実用化することだと思います。
中国で著名な電池会社を訪問をして、値段の安さは明らかになりましたが、その一方で、日本のメーカーの電池の品質は非常に高いものであるということも分かりました。
中国ではガソリン自動車の普及が勢いを増しています。
環境問題のためにも、電気自動車を早期に実用化することは大切ですが、それと共に信頼性・安全性は絶対的なものでないといけないのが乗用車だと思います。
2005年10月05日
産学連携 「企業出展を上まわるものを」

写真は東京モーターショー2003の慶應大ブースです。
今回も、10月22日から一般公開される東京モーターショー2005へ出展します。
モーターショーへの出展企画は2年前と同様に学部生中心で、準備が着々と進行しています。
学部生が中心となってやるのは、「学生の力で企業出展を上まわるものを」というのが一番の柱となっています。
与えられた予算内で、運営・ブースデザイン・映像・ショー演出・webなどを学生自らが企画・制作することによって、組織運営のスキルも鍛えられます。
2年前の東京モーターショー2003は、私も出展企画の中心メンバーでしたがその経験は本当に貴重なものでした。
車体製作に関する産学連携だけでなく、こういったアウトリーチを通した活動もELIICAプロジェクトの特徴です。
第39回東京モーターショー2005
プレスデー:10月19・20日
特別招待日:10月21日(金)
一般公開:10月22日(土)~11月6日(日)
開催時間:平日10:00~18:00/土・日・祝9:00~19:00
会場:千葉市・幕張 幕張メッセ
慶應義塾大学ブースはメインホールの隣のイベントホールになりますので、ELIICA実車をお見逃し無く!
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