2005年11月19日
リチウムイオン電池の充電特性

ELIICAは4分で70%まで充電できます。
よく聞かれる「何で70%なの?」
と言う質問ですが、これはリチウムイオン電池の特性によるものです。
リチウムイオン電池は、定電流定電圧充電という方法で充電します。
電池残存容量が減ったリチウムイオン電池は、電圧が低い状態にあります。
その状態では大電流で一気に充電ができます。
これを定電流充電と呼びます。
電池残存容量が回復してくると、それとともに電池電圧が上がり、一定の電圧に達すると電圧を維持して電流を下げてくる低電圧充電に移行します。
この部分が70%程度以上の容量の領域になるのでじわじわと多少時間をかけて充電することになります。
と書いても分かりにくいかもしれないので分かりやすく書きます。
バケツの中に水を一杯にするとします。
水は電気と考えてください。
一気にどっと水を入れようとすると、最後のほうでは水は飛び散ってこぼれたりします。
本当に100%一杯にするにははじめの方は水をどっと入れて、表面付近になるとチョロチョロと入れるほうが効率的です。
分かっていただけたでしょうか。
イメージとしては上に載せたグラフのように充電されます。


最近EVなんかのスレッドでよく書き込んだりしているのですが、EVが普及するためにはインフラの整備が一番の問題ではないかという意見をよく聞きます。 そこで僕は「EVは専用の充電装置がなくても、夜の間に家庭用コンセントで充電すれば大丈夫ですよ」と答えているんですが、“家の外にコンセントがない”だとか“車を頻繁に使うので、ガソリンスタンドみたいなものがなければEVの使用は難しい”などといつも指摘されます。
その充電が4分で出来るというのはあくまで専用の充電装置を使った場合ですよね。ですから、それがまず普及しないことにはEVは普及しないと思います。
そこで少し教えて欲しいのですが、充電装置がまず普及するのはいつ頃になるのでしょうか?
電気自動車の普及は、急速充電SPOTがいくつかあり、かつコンセントで充電できるような仕組みで実現すると思います。
急速充電インフラ整備は携帯電話が普及し始めた初期の段階のようなイメージで、徐々に広がっていくものだと思います。
電気というのはインフラとしては既に日本中に整っているので、整備は設置コスト等も含めて水素インフラよりも容易なのではないかと思っています。
いつ頃になるか、という質問には答えられませんが、充電装置だけが普及したからといって電気自動車が普及するものでもないので、誰がインフラを構築するのかということも含め、モデル作りが大切だと思います。
急速充電SPOTについての僕の意見なんですがなんですが、主に高速道路とコンビニだけに設置したらいいんじゃないでしょうか?