2007年01月22日
GM VOLT

予想以上にその日は早くやってきそうです。
昨日でデトロイトモーターショーが終了しましたが、このモーターショーはアメリカのエネルギー政策の転換点にあたるショーだったと後に気付くことになるかもしれません。
GMはVOLTというシリーズハイブリッドの電気自動車を発表しました。
「ハイブリッドの電気自動車」という言葉に矛盾を感じるかもしれませんが、今までのプリウスを代表とされるようなハイブリッド車とは違う構造です。
今までのハイブリッド車ははエンジンを動力として利用し、モーターも補助的な役割として”動力”として利用されていましたが、シリーズハイブリッドは、エンジンは発電機として使用するので、動力としての役割はありません。
つまり動力としてはモーターだけなのです。
VOLTは、トヨタさんが発表している方式の、プラグインハイブリッドよりもっと電気自動車寄りの車です。
プラグインハイブリッドは「PHEV」というように英語表記しますが、「Plug-in hybrid electric vehicle」の略なので、直訳すると「プラグインハイブリッド電気自動車」です。
今回のVOLTのような方式は、「Series Plug-in hybrid electric vehicle」で「S-PHEV」という名前にするのが良いのではないかと思います。
ELIICA BLOGでも、電気自動車社会の入り口はこの「S-PHEV」方式だと半年前に予言(?)のように言っていましたが、いきなり電気自動車の社会に突入する前に、緊急用として発電機を載せるという方式が現実的ではないでしょうか。
※ちなみに半年前(2006年6月13日)にはこのように書きました↓
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http://www.eliica.com/blog/archives/2006/06/_plugin_hybrid.html
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100%ピュアな電気自動車で、もしも電欠(電気がなくなる)になったときのために、小さな発電機を積んでいて、そこから電池に充電するというのが電動車社会の入り口のような気もしますが、色々な方策がありますね。この場合は、シリーズプラグインハイブリッドとでも呼ぶべきでしょうか。いや、通常ハイブリッド走行をしないので、やはり電気自動車と呼ぶべきですね。非常時のみシリーズハイブリッド自動車になれる。そんな入り口、どうでしょうか??
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ここでやはり重要になってくるのは、「大型リチウムイオン電池」です。
GMでは電池の供給会社に日本勢を全く考えていないと発言するなど、日本外しという戦略です。
ヨーロッパとアメリカ連合という観測もあります。
このVOLTは、インホイールではなくFF駆動で、リチウムイオン電池は円筒形のようです。
コンセプトモデルですが、フロントのエアインテークが極めて端に寄った両サイドにあり、将来はインホイールモーターも視野にいれているのでは!?とデザインを見て感じました。
今年のモーターショーは、電気関連のコンセプトカーが必ず出てくると思います。
きっとトヨタさんからプラグインハイブリッドの形になったものが出展されることでしょう。


世界最大のダンプカーが確か発電機を搭載した電気自動車だったのでは、と思い出しました。テレビ東京のワールドビジネスサテライトでアメリカのエネルギー戦略の転換の話題が出ていました。VOLTもその流れに沿ったものなんでしょうね。燃費はどのくらいなんでしょう。
内蔵する電池の電力を使って走行する場合の燃費はよくわからないのですが、
ガソリンから発電して走行する場合は1ガロンで50マイル走れるそうです。
リッター20kmくらいの燃費になると思います。
ただし、この燃費が定速走行のときの燃費なのか、ストップ&ゴーを繰り返す
ような現実的な走行をしたときの燃費なのかは、よくわからないです。
どうせ沢山リチウムイオン電池を乗せられないなら、車格やパワーを小さくしてしまうより、
このVOLTみたいな方向を目指した方が純粋に車として楽しいと思います。
早くL2プロジェクトが始動して、日本でもVOLTみたいな車が出てくるといいなぁ…。