2007年12月04日
EVS23 DAY-2

A123社のプラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)用の新型バッテリーが展示されていました。
GM社のVOLTのカットモデルも展示されており、その車体の中にもA123社の電池が搭載されていました。しかも、その中の電池はラミネートタイプ。プロトタイプとのことですが、驚きました。
写真をたくさん撮っていると、胸のネームタグ、「Keio University」を見て声をかけてこられ、ELIICAの話で盛り上がり、電池のエネルギー密度やサイクル寿命や内容物の素材等、色々聞くことが出来ました。

同じくA123社の電動工具用のリチウムイオン電池を使用した、電動バイクです。
なんと約1秒ちょっとで時速100kmまで加速!!
おばけです。
加速映像はyoutubeで「killacycle」で検索すると、見ることができます。

以前、ELIICA BLOGでも紹介した、FORDのPHEVです。
燃料電池と組み合わせています。
”燃料電池は電池ではない!”と以前書いたように、燃料電池は発電装置です。よって、電気を”燃料電池に蓄える”なんてことは絶対に出来ないわけです。
このFORDのPHEVもリチウムイオン電池に電力を蓄える仕組みです。
市街地走行では電池からのエネルギーでモーターを動かし、電池のエネルギーがなくなると燃料電池から電力を供給することによって走行距離を伸ばすことができます。
PHEVは、発電装置をエンジンで行う方法もありますが基本的にはEVです。

一人乗りの電気自動車です。
コックピットみたいになっていて、まさにキャノピー(戦闘機の操縦席を覆うようなかたち)形状です。
この方もELIICAのことはご存知で、話に花が咲きました。
実はアメリカ政府関連機関の職員でもあるそうです。

マグナシュタイヤー社が開発中のPHEV/EV用電池モジュールです。
某社のリチウムイオン電池を使用して開発中とのことです。
”マグナシュタイヤー”社というと日本には馴染みのない会社名だと思いますが、メルセデスベンツの車両を作っていたりと実はこの会社が製作していたという車はたくさんあります。

新素材を使ったリチウムイオン電池です。
たくさんのラインナップがあります。
中身が特殊なので、このような品揃えとなっています。

一番大きなものは手で持つとこれくらいの大きさ。

ホワイトハウス前でブッシュ大統領が、「これからはプラグインハイブリッドだ」と言って、大々的に報道された際に写真に一緒にうつっていたものと同一のPhoenix社のPHEVです。

こちらは3輪搭載ですが、小回りのきくような電動車両です。
警官が乗ってパトロールするようなシーンが想定されているようです。

一躍有名となったテスラモータースのTESLA Roadsterです。
ロータス社のエリーゼをベースにしたボディで、購入受付をしているだけあってさすがに完成度は高いEVです。


SCiBって電池が東芝で開発されたようですね。
これ使えたらよさそうですよね
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_12/pr_j1102.htm
電極にチタン系を使った電池ですね。プレス発表会では映像も出していたので、安全性に関するインパクトがあったのではないでしょうか。
EVS23でも同類のものが出展されていました。
チタン系電極は、1セルあたりの電圧が低く、エネルギー密度も若干低いです。電圧は素材の特性として仕方ないとして、エネルギー密度がさらに上がればいいですが、、、。
> 電気を”燃料電池に蓄える”なんてことは絶対に出来ない
水の電気分解装置と組み合わせれば、できないことも無いですよね。「絶対できない」等と言うだけでなく、そのようなことをしてもどれほど効率が悪いのかという数値でもって訴えるのもいいのではないかと思います。
燃料電池=燃料電池スタック と考えるならば、絶対に電池にはなり得ないと思います。
燃料電池スタックに加えて、水素が充填された水素タンクあるいは、ガスタンク・ガス改質装置あるいは、水・水を電気分解する装置・電力 があったとすれば実質的に蓄電は出来ますが、”エネルギーを貯めていて、電気を発生させる”といった、表現が正しいと思います。
燃料電池(燃料電池スタック)自体は、蓄電出来ない装置です。
効率については、用途によっても違ってくるので(自動車で言えばwell to tank や well to wheel)、世の中でも燃料電池車派の方々と電気自動車派の方々では議論が分かれるところです。
その答えは10年後・20年後には出始め、50年後には完全にその答えは出ていると思います。