慶應義塾大学 - 電気自動車研究室

 
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電気自動車

実例:Eliica - キーとなる要素技術

20世紀初め、人類は量子力学という科学の分野を拓きました。これは原子の中味と分子の中味を知るための科学です。

20世紀の中頃にこれを分子に応用した成果として、トランジスタが発明されました。この発明によってコンピュータ、携帯電話など多くの新しい技術が実用化され人々の生活を変えました。
また1954年には、アメリカのM.B.Princeが太陽電池を発明しました。
1982年には日本人の佐川眞人氏がネオジウム-鉄磁石を発明しました。この磁石は、とても強力な磁石で、これをモーターに応用すると、小型化効率化に大いに役に立ちます。
さらに、1986年に吉野彰氏がリチウムイオン電池を発明しました。それがまず携帯電話用の電池として使われ、次いでパソコンに応用されました。そして2000年を越したところで電気自動車、或いは大量電力を貯えることを目的とした電池が開発されました。
電池の性能は重量当たりに貯えられる電力量(エネルギー密度)と重量当たりに瞬間的に取り出せる電力(パワー密度)の大きさが最も大事な要素です。
このいずれもが、これまでの電池に比べて著しく大きいことがリチウムイオン電池の特徴です。これに加えて何度充放電ができるかを寿命と言っていますが、これも長いという利点もあります。
電気自動車ではモーターの速度を変えるための制御装置としてインバーターが使われます。これには高い効率で働くトランジスタが使われますが、20世紀になりIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が発明され実用的に使われるようになりました。
ネオジウム-鉄磁石、リチウムイオン電池、IGBTが電気自動車の大量普及のためのキーとなる要素技術です。

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